TEGAKI
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_やぎ_
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2016年のWDのその後
くるりひらりと舞いながら降り注ぐ、青にオレンジ。ピンクに紫。まるで万華鏡を覗いた時の様な高揚を感じながら見惚れていると、その向こうから、すこし躊躇いがちに彼は言った。 「女の子の喜ぶものなんてわからなかったのですが」 それはつまり、喜ばせようとしてくれたということで。 「貴方なら喜ぶんじゃないかと思ったので」 駆け引きもなにもなく、最初の頃、確かに胸を、心を突き動かされたこの庭の花々を好きだという気持ちを、汲んで貰えたのだと思うと。それで十分なのに。ただ気持ちを汲んで貰えただけで、良かったのだと、改めて思う。目を引かれたのはきっと大事に育てられていたからで、この人の丁寧な愛情を注がれた花々がまるでそれに答えるように咲き誇っていたからで、この人の愛情で作られた庭が、美しかったからで。その美しく咲いた花が今、自分に注がれているのは、それはなんて勿体無いのだろう。まるで彼の心の欠片が降り注ぐようで、なんだか気恥ずかしくて、でも嬉しくて、暫く茫然と眺めていると、ひとひらの花びらのむこうで、少しだけ、困った様に眉尻の下がったその顔に、嬉しいと、勿体無いと、言いたい言葉は沢山あるのにどれも伝えるには物足りない気がして、ただただ込み上げる思いのまま口をついて出たのは、有難うございます、という当たり障りのない言葉で、これじゃあ足りない。そう思って探し当てた 「とても、嬉しいです」 やっぱり当たり障りのない言葉で、思いを伝える術はきっと沢山あるのに、それはいつだって少し足りないのかもしれない、なんて思った。
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Heart
あとがき
漫画で描けたら良かったんですが、どうにもうまく描け無さそうだったので、小説で書かせて頂きました!ありがと言う御座いました!
Hearts
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_やぎ_
好きなものを好きなときに好きな様に。
一次創作、二次創作色々。
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(無題)
代祁
2017/10/30 20:53
全1話
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