TEGAKI
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防衛線直後の出来事 奈々也side
『赤黒の徹底確認。領地防衛は成った。繰り返す。領地防衛は…』 無線機から聞こえる勝利宣言 それを聞いてあたしはヘッドセットを頭から外して 「クソッ!!」 勢いよくヘッドセットを机に叩きつけた 二週間も続いた防衛線。 いつもならやっとあきらめたのかと皮肉の一つでも言ってやるのに。 自分で起こした失態のせいでそれどころじゃなかった 管制塔臨時救護室の襲撃 応援要請を聞いて駆けつけたあたしが見たのは 「女子供には手を出しません 命令です」 そう地に頭を付け救護兵に話す赤の姿だった そんな甘えた考えは通用しない 私は威嚇を兼ねて引き金を引いた 救護室での戦闘 赤は銃弾を避けながら。私には一度も手を出さず怪我人や治療器具を狙う なんであたしを狙わない? あたしも女だから? そこから冷静さを失ったあたしは結局赤を仕留められずに取り逃し、さらに流れ弾で負傷者を増してしまった あの後あたしは管制塔で指示を出す役に専念した あのまま前線に出ても的になるようなもんだったから 「クソッ!!クソッ!!」 冷静さを欠いた自分が情けなかったのか 敵に情けを賭けられて悔しかったのか あたしの中でよくわからないものがぐるぐる回って気持ち悪かった 「・・也クーン!!」 突然管制室に響く大声が自分に近づいてきた 誰が来たのかは声で分かった 「俺たチの勝利だー「うるさい!!」 大きな声で叫びながら勢いよく扉を開けるリーさんにあたしは銃を向けて撃った 「はぁーーん!!」という情けない悲鳴と銃声が響き銃弾がリーさんの頬を掠める。 引き金を引いたから撃ったのは実弾であることに気づいた。当然ださっきまで戦争してたんだから。 あたしは急いで倒れたりーさんに駆け寄る。 頬を掠めはしたけど当たってはいない、驚いて気絶しているだけだった。 しばらく気絶したリーさんを眺めていた。 臆病なくせに自ら前線で兵をサポートに走り回っていた。 認めたくはないけどあたしもこの人に少し支えられた気はしている。 あたしは倒れたリーさんの頬を軽くはたいて目覚めさる。 「いー加減慣れなよ。本気で撃つわけないじゃん」 「銃口向けラれるコとには絶対慣れないヨ~」 そう言いながらリーさんは立ち上がると 「それよりの奈々也クン 俺たチの勝ったよ!」 うれしそうな顔してあたしに話す。 人の気を知らないでのんきな人だとは思う。 でもこの人はこういう人なのかもしれない。 ムードメーカー見たいな。そんな感じの。 「何してんのさ。戦場の処理とか仕事あるんじゃないの?」 「あァ、待ってよ奈々也クン!」 リーさんを残してあたしは管制塔を後にする。 むしゃくしゃした気が紛れた気がした いつまで考えてても仕方がない 処分なら後で受ければいい。 そう思う余裕をリーさんから貰えた気がする 認めたくはないけどね
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Heart
あとがき
戦中の出来事とやぎこさんとのツイッタでのやりとりから妄想して小説風にまとめて見たものです
Hearts
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因縁
ごまめ/Beans
2017/10/20 00:10
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白軍領地防衛戦後日談
ごまめ/Beans
2017/03/29 23:39
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