TEGAKI
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舜瓜
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経凛々、悩む
江戸の頃に生まれ、人の営みに混ざり過ごしだいぶ経つ。 経文の妖怪、経凛々 文継は日々をのらりくらりと過ごし、時に想い人に愛を語り時に友と騒ぎ、職務にも取り組む 人とさほど変わらない日々を楽しんでいる。毎日が楽しいものだが文継には不思議に思うことが多々あるのだ それは数少ない人間の友人のこと。 昔から不思議に思うことは多々あった。それは自分が人と異なる時間を生きているせいだろうがソレを目の当たりにするたび人とは難儀だ。と首をかしげている 陰陽寮に募る前から見守っているある人の子は 蔑ろにされながらも母を見限ろうともしないうえどんな仕打ちを受けても怒りすら見せない。 幼い頃にそれについて「何故」と問えば 「家族だから」と酷く憔悴しきった顔で答えられた。 家族に湧く情というものは知っているが理解に苦しむ またある少年は 家業を継ぐ気はないのに何故か陰陽寮にやってきた。 また「何故」と問う。 「家督を継げるからだ。だが家業は継がん」と素っ頓狂なことを生意気な面で宣う。 こいつも理解できない。 また別の男、狐のような男だ。 幼い頃から人に自分を晒さず、にこにこと少々薄気味悪い笑みを浮かべている 「何故」と問う前に 「人なんか信用できんよ。僕は人やけど化かすんは得意や」 こいつはきっと先祖のどこかで狐の血が混じったに違いない 最後に出会った少女は実に分かりやすい。 臆病なところがあるが時たまハキハキとしたところを見せる。可愛らしい子だ 母親は妖の手にかかり亡くなったが妖怪に恐怖心はないらしい 「何故」と問えば 「母を殺めた妖怪と皆さんは別じゃないですか」首をかしげる 虐げられてもその家族に情を抱く、家督は継ぐのに家業はしたくない 人らしくない人、妖怪というものを一括りにしない 「昔はよ、虐げられりゃあ家族だって手にかける奴がいた」 「そうだね」 「家督は継ぐが家業はしたくねぇなんて馬鹿は見たことねぇ」 「うんうん」 「ガキだってのに大人よりもしたたかで素を見せない人間らしくねぇガキ」 「そりゃ怖い」 「一匹の妖や化け物が人を襲えば他の妖連中も一緒くたにされて怖がられたもんだ」 「あるね。連帯責任ってやつだ」 「俺達の友人どもは変わってるな...人間できてねぇのやら性格こじらせてんのが多くて悩みが尽きん」
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Heart
あとがき
拙宅、文継が同じく拙宅の陰陽師組について少し語っています。
おじさんの悩みは昔から知る子たちのこと
Hearts
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舜瓜
5企画、十人十色などなど創作企画。ポケ擬など書いております!
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ある男、斯く語りき
舜瓜
2017/02/08 23:24
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