TEGAKI
手書きブログへようこそ!
手書きブログは記事やコメントなどを手書きの文字や絵で行う、イラスト主体のブログサービスです。
みんなで楽しくお絵かき交流しましょう!
Twitterで新規登録/ログイン
ブログを書く
ギャラリーに投稿
小説を書く
マンガを投稿
手書きブログへようこそ!
手書きブログは記事やコメントなどを手書きの文字や絵で行う、イラスト主体のブログサービスです。
みんなで楽しくお絵かき交流しましょう!
Twitterで新規登録/ログイン
ベクトル↑
お友達申請
お気に入り
ミュート
ウォール
(10)
ブログ
(204)
◇◆◇◆
「人づてで聞いた話だ。色々間違ってるかもしれないけど」 綾仙が自分から意見を言うのは珍しい。それも相まって、奈緒之は黙って聞くことにした。 「昔々、ある所でパン屋を営んでいる女がいた。ある日、見るからに貧相な男が、古くて固くなったパンを求めて来た。それが一度だけじゃなかった。毎日安いパンを買いに来たのさ。最初は何とも思ってなかった女だったが、やがて彼に同情するようになった。日に日にやせ細ってく姿を、きっと見てられなかったんだろう。またある日、女は少しでも栄養がつくようにと、パンにバターを塗ってやった。今頃男は喜んでるだろう…と、女が妄想していると、男がもの凄い剣幕で店に入って来た。『お前のせいで仕事が滅茶苦茶だ!!どうしてくれる!!!』予想と正反対の反応に女は面食らった。さて、之(ゆき)ちゃんよ、何で男は怒ったんだと思う?」 いきなり質問されて、それこそ面食らった奈緒之だった。 「えっ……。って、何で女主人が怒られなきゃなんねェんだよ!筋違いだろが」 「まあまあ。このお話にはまだ続きがあるんだよ。安パンを求めに来た男は、実は腕の立つ設計技師だったのさ。女主人は、真相を知るまで、男を売れない画家だと思い込んでいた。それが悲劇の始まりさ。男は、古パンを設計図を書くときの消しゴム代わりに使っていた。いつものように設計図を書き直そうとパンを使おうと思ったら…」 「パンにバターが塗られてたから、設計図がバターまみれで使い物にならなくなった、ってことか?」 「ご名答」 嬉しそうに奈緒之へ指を差す綾仙。しかし、奈緒之は納得のいかない様子だった。 「けど、それがさっきの夢とどう関係があンだよ」 「まあ焦らない。一休み一休み」 「一休さんか」 今度はバッチリ突っ込んどいた。
読者になる
Heart
あとがき
♥&ブクマありがとうございます!!
ニヘラ口でふふふと笑うって何だろうねもうね。
ぬるっと続きます。
Hearts
応援メッセージ
コメントするにはログインする必要があります
次へ : ◇◆◇◆◇
◇◆◇ : 前へ
ベクトル↑
創作と版権をフラフラ描いてます。
創作:マイコン、手紙ノ国、季節擬人化etc...
版権:るーみっく、堀宮、NISIO作品、マギetc...
ほぼ週末に記事更新してます
お友達申請
お気に入り
執事と村娘
ベクトル↑
2017/06/25 19:48
全2話
君が言うところの正義
ベクトル↑
2017/05/21 11:42
全5話
を送るにはログインする必要があります