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鯨の日常 0
その日は一日中が曇り空だと記録されている。 歴史記録者こと鯨は約百年あまりと拠点にしている神社にいた。その日の"神社"の歴史は来訪者が来ると記録されている。 雲の向こうでは朝日が昇り地球は変わりなく回っている。地から見上げる空は雨が降りそうな天気だが、本日は降らないとこれも記録されている。 鳥居の上に座って来訪者を待っていた。 鯨の隣では黒いリボンを首につけた真っ白な兎が座っている。怪異名『赤い兎』または『another』。人からもらった名を『イナホ』。 「まだ来ねーのか⁇」 「まだですねぇ」 鯨の膝に乗ったイナホは唯の兎に見える容態と、可愛らしい仕草で人を惑わし、その隙に"もう一人"を作る仕様が多い。以前にも死霊課の人間の"もう一人"を幾つか作っていた、というのをイナホの歴史の記録に書いてある。 「別に一緒に待たなくてもいいんですよ」 「そんな冷たいこと言うなよ〜。来るやつに興味あんだよ」 「"もう一人"を作りたいのでしょう⁇」 「おっ!よくわかってんじゃねーか!」 口角を上げたその顔は兎には見えない。 「そろそろくるはずなのですがねぇ...おや」 階段を登ってくる人影が見えた。待っていた来訪者はあの人間だ。イナホが大きな鎌を影から取り出した。 「っし!鯨ぁ〜!あの人間もらうぜ〜!」 「おや...」 鳥居から跳んで行ったイナホを追いかけることなく見送った鯨は口元を隠した。 「やはり歴史は素晴らしい」 呟いた声は鈴の音に隠れるほど小さなものでイナホに聞こえることはなかった。 鯨にはわかっていた。 来訪者にイナホが向かって行くことも。 数分後にイナホが"もう一人"を作ることも。 きっと鯨は"もう一人"の歴史も記すことだろう。 手で隠した口元は笑っていた。 全ての歴史が鯨には見え、歴史は記されていくのだ。
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Heart
あとがき
試し書き‼︎増えるかも⁇
何かネタとか、リクエストとか、絡みとか...あれば教えてください(((o(*゚▽゚*)o)))
そしてお久しぶりです!暇人だぁ〜よぉ〜!
絵を描きたいがペンタブが無い状態です...
手ブロに小説機能がついていることに気づいて試してみました!
ちょこちょこと暇つぶしのように書いていくかもしれません。うふふ楽しい
文章力はありませんが!
雰囲気がわかってもらえたら嬉しいかなっと思います。
公開するつもりが下書きになってたぁぁぁ‼︎
Hearts
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