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鯨の日常 1
地球は変わりなく周り、日本のとあるところでは晴れが続いていた。 鯨はこの数年の間でよく行く公園に足を運んだ。足元には影がない。それは怪異故なのか、見つかりにくい影だからなのかは不明だ。 影が薄くとも、鯨を見つけるものたちは少なからずいる。拠点にしている神社によく来る烏や兎、とある予言する怪異や迷子の怪異はよく見え、寄席の怪異持ちや幻覚の怪異持ち、声を変えれる怪異は偶に見えるようだ。それらの基準は鯨にもわからないが、今のところ、誰も襲うようなものたちではない。 公園には人は少なく、男の子供がサッカーをしている。 その中にもうひとつ。彼らをジッと見ているものがいた。 鯨には名が見えていた。 彼に声は届くだろうか。 「こんばんわ」 声をかけると、そのものは驚いた顔を向けた。 嗚呼、また彼の目に自身が写ることができた。 「なんだ、君かい?突然現れるんだね」 呆れた目を向けられても、それが自身を写すことが出来る故のことだから仕方ない。 「私もどういう訳か、わからないものでしてね」 「ふーん」 素っ気ない言葉が聞こえ、そして彼が口角を上げた。 「タロファ、ハロー、ナマステ」 挨拶をみっつ。それが彼の、『トラウマインド』のはじめの挨拶だった。 彼の名を『よつぎ』、怪異名を『トラウマインド』という。よつぎとは一度会ったのだが、その時は自身が何をトラウマとしているか教えてもらったのだ。 ジッとこちらを見ていたよつぎだったが、肩を竦めてため息を吐いた。 「君に何か言っても面白くないからなぁ」 「それはすみません。以前は教えて頂いて有難う御座います」 「ドーモ」 よつぎの歴史に自身の情報は入っていない。今、この状態のことさえも書かれていない。本来ならば書かれるはずなのだがこれも影が薄いからなのだろうか。 子供達を見ているよつぎを見下ろして考えていると、それは突然とやってきた。 「ねぇ...は?ちょっと‼︎急にいなくならないでくれない?」 「おや...見えなくなってしまいましたか...」 側にいるのだが見えなくなってしまう。声も届いていないだろう。 「残念です...これも仕方ありませんね」 これもまた歴史。鯨にはない歴史の一部なのだ。 今度はどこへ行こうかと、公園で遊ぶ子供達の歴史を書きながら、そっとその場から離れた。 「...この人の子...交通事故で死亡ですか」 その数秒後、車のブレーキをかけた甲高い音と、何かが当たる鈍い音が聞こえてきたのだった。
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Heart
あとがき
(4/30追記)
コトコさん宅よつぎさんお借りしてます。
有難う御座います!!!!!!
そしてすみません!!!!!!
それから名前を出さずに数名お借りしてます...m(_ _)m
有難う御座います‼︎
他にも書いていきたい。
駄文ですが、読んでいただき有難う御座いました。
Hearts
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