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糸(ジュリオ閑話)
二回りほど年の離れた“婚約者”が私を選んだ決定的な理由は、この髪だと言う。美しい――と男は言った――金色の髪に滅法弱いそうだ。 それを聞いた時は正直、心底脱力したものだ。溜息すら出なかったほどに。 栢家の養子で好都合にも髪の色が趣味に合っていた“女”。 つまるところ“私”では無い。 別の美しい金髪の養女でも取れば解決するが、義父にとっては時間とリスクを考え、今あるもので間に合わせたのだろう。 私が剣の腕を磨いたことや男として生きてきたことは、“どこかと政略結婚など有りえない”とアピールにもなっていたのだから。 嫁いだ後には家具のように収まりの良い場所に陳列されて時折主を慰める為だけに使われるのが容易に想像できた。 「はは……」 妻ではなく資産家の収集品だな。と、改めて考えて笑いが落ちた。私自身は無価値のままだが、赤軍を裏切る役目だけは果たせるのだ。 ――天国から垂らされる蜘蛛の糸の話を聞いたことがある。 亡者達が競いあって縋り付き、切れた救いの糸。ならば、私に絡みついたこの金の糸は地獄に繋がっているのだろう。 お前一人だけ逃しはしない、と。 <終>
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Heart
あとがき
ジュリオ本編でカットしそうなのでメモがてら。
Hearts
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