TEGAKI
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家の玄関先で遭遇した六つ子がヤバイ件。
わからない。 何もかも。 アレは何? 輝くグラサン。 さて諸君。 タイトルと前置きで既にお気づきだとは思うが、そういうことである。 察して。 もしくは察して。 とある平日の真っ昼間。 帰宅直後の玄関先に、かの有名な六つ子の長男が倒れていた。 なんで家の前にいるのかはわからない。 しかし言わずもがな死因は確定している。 どうせ次男の精神攻撃でしょ? 玄関の前に横たわる長男の呻き声を他所に華麗にスルーした私が家の中に踏み込んだ途端、長男がワッと泣き出した。 「ヤダヤダヤダ〜ッッ!」 「うわぁ……。しもしも、警察ですか?」 次男ばりの奇声を発して地団駄を踏む二十代。 精神的に耐え切れず警察を呼びそうになった……と思ったら呼んでいたらしく、呼んで数秒で現れた聖澤庄之助(警官)に連行されて行くクズの帝王。 次男張りのギャン泣きをしながら遠ざかって行く長男からスゥ‥と静かに目を逸らし、そのへんの空気と一体化するように気配を消した私は他人のふりを貫き通した。 数メートルのところで地団駄を踏み始む力が強まり、より一層面倒臭くなった成人男性のあられもない奇行に道行く人が続々と足を止め始めた。 ヤベェ。 注目されるのに慣れていない私は遠ざかる六つ子の長男を全力で追いかけた。 「チッ」 「へ?……あれ?え?」 瞬間移動したかの様な突然の行動に驚く長男を他所に、私は警官から長男を強奪した。 うああああああああッッッ!もう! 脳内で軽くパニックを引き起こしていた私は、偶然手元にあったハリセンのグリップを握り締めてスパーンッと長男の脳天を叩いた。 「ッて!何しやが」 「うるせぇ!」 色々と必死だった私は近くの家に駆け込んだ。 まあ、仕方なくだけど家に入れてあげた。 なんでこんなことしてたのかと問い詰めなくても別に支障はないけれど私的に物凄く暇で、とにかく凄い構って欲しかったから話を聞く事にした。 長男曰く、いつものように次男の精神攻撃をまともに食らってアバラが思った以上に犠牲になりすぎてピンチになったからパチンコと競馬を満喫したあと這いつくばって家に来たらしい。 いや。 パチ屋と競馬行く余力があるなら病院にいけよ。 そんな数分前の事を思い返しながら、私は一人家の中で寛ぐ。 アバラバッキバキの長男が玄関先で行き倒れている状態だけど気にしない。 その日の夜。 流石に放置はかわいそうかなぁと思った私は、長男を玄関から引き上げようと思いました。 うん。 ほんのちょびっとだけ反省したんだけど、やっぱりアレだね。 冬場の廊下って、めちゃくちゃ寒いよね。 てな訳で急きょ予定を変更して、早めにお風呂入って早めに布団に潜って就寝した。 次の日の朝。 私は朝刊取りに行くついでに長男を回収する決意を……したかったんだけど、駄目だ。 コタツとミカンの魔力に敗けた私は、週末のしょうもないバラエティ番組を観ながらミカンを頬張る。 いやだって朝って物凄く寒くて、お外出る気分じゃなかったんだもん。 そんでコタツに入ってミカン食べてゴロ寝したかったんだもん。 「っはああ〜………コタツ良いわぁ」 コタツの魔力に敗けた私はその後もミカンの白いスジを真剣に取り除き、粗方キレイに取り除いたスジ無しの綺麗なミカンを頬張る。 お腹空いたなぁと思い始めた私は、手元にあったスマホの時計に目を向ける。 ただ漫然と過ごしていたため時間の感覚があまり無かったが、数時間が経過していた。 「…………あれ?」 何か忘れてる気がする。 ……まあ、いっか。 休日。 その日は無性に外出したい気分だったので廊下に出てみたら、何か不審者が居た。 「オ〜待つんだ。たけまぁ〜つ?ん〜?」 てか増えてた。 あと、私はタケマツではない。 そこで漸く何かを思い出しかけたけれど、玄関先の不審者を見た瞬間に忘れた。 うつ伏せに倒れている長男の隣で倒れている次男がドヤ顔で玄関前に居た。 え、何これ。 普通に不法侵入じゃん。 仕方無いので三番目を急遽呼ぶことにした。 「ごめん。呼んだ?」 携帯を取り出して三男の携帯にかけようとした直後、まさかのご本人登場。 うん。 今、丁度ね。 呼ぼうとしましたよ? でも察しが良過ぎて、正直ビビッたわ。 そして数週間がたったある日。 たまたま用事があったので昔馴染みだと言う同姓の家に足を運んでみたら、玄関の前に巨大な着ぐるみが倒れていた。 え、うん。 何これ。 全く持って意味がわからないよ。 「あ、あのさ」 「にゃあ」 「え」 ただでさえ狭い玄関先だっていうのに、何でそれをチョイスしちゃったのか。 いや、まあ。 かわいいから許すけどさ。 手持ちの鞄から携帯電話を取り出して、着ぐるみ姿の四男をカメラに収めた。 もうここまで来たら流石の私でも解るよ。 これ、アレでしょ? 最早、諦めるしか無いのか。 気が済んだのか何なのかは知らないが、四男は私が言う前にのっそりと起き上がりヨタヨタと千鳥足で玄関を去っていった。 着ぐるみって頭重いわ視界悪いわで良いこと無いと思うけど、兄弟一体力無いお前が何でそれなんだ。 順番か。 そういう順番なのか。 律儀だな、オイ。 「その後も五男と末弟が立て続けに現れたんだけど、特に何もなくて少し凹んだなぁ。でもホント」 異世界の自分と入れ替わるって物凄く疲れる。 だからもう、アレは止めようと思うよ。 でもね。 実は、そうも行かないみたい。
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Heart
あとがき
実は今更なんですが斎木楠雄のΨ難に嵌りまして、今回の語りべ?は登場人物以外の新キャラでした。
しかし未だキャラがフワッとしてる状態(いつものこと)なので今回、特に名前は出ていませんがぶっちゃけ、ロリです。
斎木愛(さいき らぶ) 楠雄の妹。超能力が使える、ごく普通の小学生。
Hearts
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次へ : これはきっと需要の無いクロスオーバーだと思う。
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kazu@
人外と幼女をこよなく愛する奇跡の阿呆で、いつかやる詐欺(※)の常習犯。
絵柄が絶賛迷子中。
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【BLog】人はそれを阿呆と呼ぶ。EX
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※いつかやる詐欺
「やりかもしれない」「○○やる予定」と言いながら実践することなく、そのままお蔵入りしちゃう。
または、未完成のまま放置しちゃうというような手口のこと。
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なんでもない日
kazu@
2017/11/05 17:38
全6話
夢見る少女は輪廻の中で。
kazu@
2017/10/23 00:10
全4話
徒然に淡々と。
kazu@
2017/10/18 20:47
全1話
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