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対面
パニックに陥った綾也は大きな叫び声をあげ頭を抱えながらも呼吸を整え初めた 「落ち着け ここにあいつはもういない いる訳かねーんだ」 小さな声で自分に暗示をかける 「やっと落ち着いたんだ ここでそんなになることでもあったのかなぁ?」 閉じた扉にもたれかかりながら女が綾也に向かい話しかける 綾也はゆっくりと顔を上げ 「お前…一体何者…なんだ…」 息を整えながら疑問を投げかける 「あたし?あたしは奈々也っていうんだよ?やっぱり知らないんだ なら教えてあげるよ」 奈々也と名乗った女は笑いながら返事を綾也に近づき 「あたしはね?君のお姉さんだよ?」 そうわらってみせる 「バカ言ってんじゃねーよ オレに姉貴なんて…」 ゆっくりと顔を上げ綾也は奈々也を睨みつける 奈々也は綾也の髪を掴んで持ち上げながら説明を続ける 「腹違いっていえば君も察しは付くんじゃない? あたしはね あなたの父親 天瀬燈也と私の母親 室生 菜々世の間に生まれたの。父さんから君の事はよく聞いてるよ? 母親同様騙されてることも知らない馬鹿なガキだって」 「……ろ」 小さく呟く綾也を無視して奈々也は続ける 「父さんはとても凄い諜報員なんだよ? 軍のためなら自分の一生を捧げる偉大な人だったの 君のお母さんと結婚したのだって 利用して情報を白に流すためだからね 私はそんな父さんを尊敬していたんだ」 「…めろって」 「それなのにある日突然死んじゃったんだよ? 遺体はあんた達黒に回収されて葬儀も出来なかった 母さんは後を追うように自殺した それからあたしの暮らしはもうひどいものでね? 食べるために色んなところで体を売って過ごしてたんだ ひどい話だと思わない?」 「やめろっつてんだろ!そんな話聞きたかねーんだよ!」 綾也が叫び髪を掴んでいた手を振り払う それでも奈々也は無視をして話を続ける 「今では慣れっこだけど、たまに思うんだ? 何でこんなことになったんだろって 何で父さんが死ななきゃいけないんだろうって 父さんが生きていればこんな事にならなかったのにってね」 「だからなんだよ 軍人なんだ死ぬ事ぐらい当たり前だろ」 話を遮るように綾也が切り出す 「あのクソ野郎を軍人として慕ってたならいつか死ぬってことも予測はつくはずだ それともなんだ? 親が死んで暮らしが変わって悲劇のヒロイン気取り---」 突如右足に痛みが綾也の言葉を遮った 銃弾が綾也の足に命中していた
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Heart
あとがき
捕捉後書き
天瀬 燈也 元白軍 長期に渡り幼少期より黒軍に潜入を続けていた諜報員 任務の一環として信用を得るために黒軍の司令官との結婚しその間に生まれたのが綾也である しかし本妻が白軍領地に既にいた 白の諜報員であることがバレ既に死亡している
室生 菜々世 白軍領内で暮らしていた奈々也の母親 燈也の死後数日後後を追うよう 奈々也を遺して自殺している
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ごまめ/Beans
2017/10/20 00:10
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白軍領地防衛戦後日談
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