TEGAKI
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ゆみょん
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猫の姉妹
肩に掛けられた毛布が冷たい床に落ちた。 はあ、という声とともに白い息をする。姉は身支度を整え、ぺたりと床に足をつけた。血液に冬の冷たさが混じって、なんだか自分が内側から陶器じみたような感覚に襲われる。カーテンの端から漏れる朝の光が、こつこつと叩けばこんこんという音を返しそうな足にあたって、起きなくてはならないと思うのであった。 姉には妹がいる、故に呼称として姉と呼ばれる。 瓜二つの容姿。特に肌の白さが姉妹をよく似せた。 妹はすぐ隣の部屋で寝起きしていて、姉に起こされるのを待っている。姉よりも先に起きているのに寝た振りをするのは甘え方の一つ。そういうものなのだ。 こんこん、入りますよ、おはよう。 ドアの向こうで猫の鳴き声がする。 丸まった毛布があるだけで、妹の姿はここ数年見られない。 しかし姉はあたかも妹が存在する奇妙な生活を続けている。
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Heart
あとがき
お題：猫の姉妹 制限時間：15 分 2013年のやつかもしれない。書き方がわかっていない。
Hearts
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ゆみょん
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創作断片
ゆみょん
2017/11/27 22:06
全11話
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